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2021年入試を終えて

2021年入試を終えて

 2020年度は本当に想定外の一年となりました。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言に伴いZoomによる授業の開始、更に緊急事態宣言後もクラスの人数を制限。様々な事態の対応に追われた一年でした。

 

 そんな落ち着かない状況の中での一年でしたが受験生は一年間よく頑張ってくれました。

今年は例年になく私立高校を第一志望にする生徒が多い年でした。これも又新型コロナウイルスと関係するところが大きいと思います。都立高校を第一志望にした生徒は推薦受験をした全員が合格という快挙を成し遂げてくれました。まさに嬉しい誤算でした。

 

 中学受験に挑んだ受験生もそれぞれが持てうる力を最大限に発揮し志望校への合格を果たしたと思います。

中学受験生を指導して今思うことは子どもたちの成長力の素晴らしさです。

私はもともと中学受験には少なからず疑問を持っていました。

中学受験はともすれば高校受験の受験生より勉強時間を強いることになります。

小学生にそこまでする必要性があるものなのかと。

しかし、この3年間そんな小学生と向き合う中で「無理」を乗り越えていく子どもたちの姿をまざまざと見せつけられ「無理」を決めていたのはこちらの勝手な思い込みであったことに気づかされました。中学受験にチャレンジしたいという思いがあるならその生徒の可能性を広げてあげることに高校受験も中学受験も変わりはない。そんな思いを今年は強く持ちました。

 

 今年度は最後に都立一般入試の小山台高校合格の報告を受けて終えました。

本当に嬉しい報告でした。最後の一人まで共に頑張れたこと、頑張ってくれた生徒にファミリオの真髄があると思います。

 

 また新たな一年が始まります。新しい時代の幕開けを感じながら様々なチャレンジをしながら今年も一人一人の生徒に寄り添い初心を忘れず頑張っていきたいと思います。